京都寺町三条商店街にひっそりと在る骨董店「蔵」。
女子高生の葵は、ある決意を持ってその店を訪れるが、葵の目を見込んだ清貴に誘われて、アルバイトを始めることになる。
伝説の鑑定士のオーナーの祖父、歴史小説家の店長の父を持つ、京大院生の家頭清貴は、物腰はやわらかいけれど、鋭い目利きで、骨董だけでなく人や物事を見抜く寺町のホームズで。
父親から遺された仁清の京焼。父の想いとは。
斎王代に選ばれた彼女に送られた怪文書の差出人は。
店長の友人が家族に残した骨董が伝えるものは。
事件と共に「蔵」の父息子の過去が明かされ、清貴の悲恋、そして葵も悶々とした気持ちに決着をつけることに。
ライトノベルだから仕方ないけどさ、ホームズがイケメンすぎるのがなー。
時代がいつなのか、女子高生の葵が「若い身空で」とか言うのも気になるし、チグハグなところがちょろちょろとあり。
心情的にけっこう残酷な展開だったけど、葵が前向きになってホッ。イケメンの癒しのパワー強し。
春の鴨川、早朝の下鴨神社、知恩院の手作り市、初夏の鞍馬、夏の祇園宵山、京都の名所が季節と共に語られて、京都に行きたい気持ちが盛り上がる!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
楽
- 感想投稿日 : 2022年12月17日
- 読了日 : 2022年12月17日
- 本棚登録日 : 2022年12月17日
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