461個の弁当は、親父と息子の男の約束。

著者 :
  • マガジンハウス (2014年4月30日発売)
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「僕と息子の間に生まれたありがとうが他の人にと広がった。」
461個のありがとう!

はじめに、から胸が熱くなり、淡々と紹介されるお弁当たちに夢中になっている。
だんだんとお弁当がぎゅうぎゅう盛り盛りになっていくのが見事。
繰り返し出てくる肉巻きを今日は私もやってみた。今の時期、我が家はブロッコリーが畑で採れるのでブロッコリーで。
オクラの星型の可愛さはないけれど、人参とお肉にオイスターソースは好評。

今のところ、ハレの日のお弁当しか作らないから、毎日になった時にこの三カ条を思い出したい。
1.調理の時間は40分以内
2.一食にかける値段は300円
3.おかずは材料から作る

とくにおかずのレシピが詳しく載ってるわけでもないし、日記のような描写があるわけでもない。
時々、トーイくんの感想があったり、これはどこのお土産、なんて一言なのに、すっかり渡辺父子の仲に当てられてる。
子供は親の背中をみて育つ。まさに。

「息子が食べたいと思うような弁当を作ってきたが、最終的には自分が食べたいと思うような弁当になってきた。」

「このようにうまくできた時は自分を褒める。悩みながら楽しむ。だから面白いのだ。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年11月19日
読了日 : 2015年11月19日
本棚登録日 : 2015年11月12日

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