監獄島 上 (光文社文庫 か 41-2)

著者 :
  • 光文社 (2012年5月10日発売)
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本棚登録 : 42
感想 : 3
5

上巻を読了。
加賀美雅之さん、既にその著書の全てが絶版となっているようですがこちらの紀伊國屋書店で見つけ、当時の為替レートの関係かかなり割高でしたが購入。
やりますね…カーの怪奇趣味に横溝正史の妖しさを加え、密室殺人に火だるまの被害者…etcと少々やり過ぎなほどに盛った大作で、二階堂黎人氏の『人狼城の恐怖』を彷彿とさせます。
これで下巻で竜頭蛇尾になっていなければ、懐古趣味・今更と言われれば否定できませんが、この手のものが好きな人(私を含む)にはたまらない作風です。
作者は2013年に50代という若さでお亡くなりになっており惜しまれます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年12月25日
読了日 : 2017年12月25日
本棚登録日 : 2017年12月25日

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