これは良書(と思う)。この、高橋和夫さんという方、専門は中東政治でいらっしゃると思いますが、アメリカの国内政治についても非常にお詳しいため、見方が多面的で、おそらく外していない。トランプの外交のほとんどは国内政治…というか端的に言うと「選挙」のための延長線上とつくづく感じる次第。アメリカにおけるユダヤ人はもちろん、キリスト教福音派、サンダースといった、トランプ政権の成立背景として欠かせない観点についても(新書の限られた分量の中でではあるが)触れられており、その点でも外していない、と言える。
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- 感想投稿日 : 2020年10月25日
- 読了日 : 2020年10月25日
- 本棚登録日 : 2020年10月25日
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