フェアリー・プリンセス夢迷宮への片道切符 上 (MIRA文庫 JK 2-1)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン (2012年7月13日発売)
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≪内容覚書≫
地味で目立たない女子高生のミーガンが迎えた16歳の誕生日。
それは、不思議な物語の始まりだった。

妖精に連れ去られた弟を取り戻すため、
幼馴染だったロビンとともに、
ミーガンは妖精の世界≪エバーエバー≫へと旅立つ。


≪感想≫
ハーレクイン、というより、
児童文学とラノベの間のイメージで驚いた。
ハーレクインって、もっとエロスだと思っていた。

シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の名前を借りた人物が、
たくさん出てくるので、知っている方は、ニヤリとできそう。
知らない人は、名作に触れる良いチャンスにしたら、
きっと有意義。
ただ、シェイクスピアの原作に愛着がある人は、
読まない方がよいのかも。

チアリーダーの意地悪女子とハンサムなアメフトプレーヤーが、
アメリカ文化だなぁ、ととりあえず笑わせてもらった。
日本だと、学級委員長の真面目女子ポジション?
翻訳ものは、こういう定番どころで、
文化の違いを感じさせてもらえて楽しめる。
あと、クローゼットが異世界に通じるのは、
ナルニアと同じスタート。
海外のクローゼットには異世界が、
日本の押入れにはドラえもんがつまっている(笑

上巻のストーリーとしては、可もなく不可もなく。
妖精を現代社会にうまく登場させていて、
スッと世界に入り込める。

下巻でのミーガンの成長と活躍に期待。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年7月21日
読了日 : 2012年7月21日
本棚登録日 : 2012年7月21日

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