芥川仁さんという写真家が写真を撮って、「おべんとうの時間」の阿部直美さんがエッセイを書いています。
ぼくは、三反百姓と呼ばれる小農の孫でしたが、お墓に参ると、自分の血筋とは、実は何の縁もない、多分、百姓だった人たちの墓がたくさんあったことを覚えています。白く苔むすのですね、そういう墓というのは。
「里」と、この本が呼んでいるのは、そういう墓があるようなところで、そういう所の道端に座って休んでいる婆さんや、ばあさんの近くで遊んでいる子供たちの姿を思い出させてくれる本でした。
これからの社会をまじめに考えるなら、結構大切な眼差しや心持というものをこの本は持っていると思いました。
感想はブログにも書きました。覗いてみてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202101080000/
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
農業・漁業・林業・その他
- 感想投稿日 : 2021年4月4日
- 読了日 : 2020年9月11日
- 本棚登録日 : 2020年8月1日
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