狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ

著者 :
  • 新潮社 (2016年10月31日発売)
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感想 : 47
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 現実がある。小説を書く。現実をなぞって書くのが「私小説」の方法。作家が現実を小説のように生きるとしたら、それは倒錯だろうか。小説に描かれる妻が、作品の主人公として現実を生きるとしたら、それは狂気だろうか。
 戦後文学の、私小説の、ビッグ・ネーム島尾敏雄とその妻の本当の生活はどこにあったのか。
 よくぞここまで踏み込んだものだ。梯久美子の力技に拍手。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 伝記・インタビュー
感想投稿日 : 2019年2月1日
読了日 : 2019年2月1日
本棚登録日 : 2019年2月1日

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