わたしが棄てた女 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1972年12月15日発売)
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本棚登録 : 1680
感想 : 234
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人間性の問題なのか、単に性差によるものなのかはわからないが登場人物は利己心の強い嫌な男だった。世の中こんな男が着々と成功者の道をたどっていくのかと思うと苦々しい。
反面、森田ミツさんは相手を思いやる事の出来る優しい女性。彼女の様に共感力の高い人は、崇高な精神の人にもなり、故に辛い道を自ら歩く事にもなりかねない。それが幸せの道か否かは他人にはわからない。ご本人さえわからないのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月12日
読了日 : 2024年1月12日
本棚登録日 : 2024年1月12日

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