深夜バスの運転手をしている男性。そのバスの乗客。そこには様々な人間模様がある。夕方の電車で乗り合わせた人達を見ると帰る家を想像しこの人の数だけ物語があるのだなと思う事がある。
運転手の男性が別れた妻と偶然に再会し、これまで家族が背負っていた忸怩たる思いが表面化して行く様は辛い。けれど登場人物の誰もが、他者を責めるだけでなく、そこに優しい思いやりも見え隠れする。
過去の家族の形には戻れないけれど、目を背けずにしっかりと向き合う事で愛情を確認出来、これからの生きる力になって行く未来が見えほっとした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年5月24日
- 読了日 : 2023年5月24日
- 本棚登録日 : 2023年5月24日
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コメント 3件
yhyby940さんのコメント
2023/05/25
秋桜さんのコメント
2023/05/25
yhyby940さんのコメント
2023/05/25