海の闇、月の影 (1) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (1987年5月26日発売)
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本棚登録 : 449
感想 : 59
5

小さい頃に読んだ時は怖いもの見たさで好きだったけど、大人になった方がずっと楽しめる作品。
ウイルスに感染したせいで不思議な能力が芽生えるが、性格が正反対になってしまった双子の悲しい話。
悪役である流水が、残忍である一方で、感染前の優しい本来の性格が見え隠れして、葛藤に悩むところがいい。
ラストは号泣。

ただ、双子に好かれるという立場の克之が、ところかまわず欲情してとにかく気持ち悪い。
こいつがいなきゃこの話は全く成り立たないとはいえ、諸悪の根源のこいつが全く遠慮せずに双子を引っ掻き回し、どんどん関係がこじれていくのが不快。
まぁ、そういう三角関係ありきの話なんだけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2012年5月11日
読了日 : 2012年5月11日
本棚登録日 : 2012年5月11日

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