これも号泣の一作ですねー。
成績優秀で医者になることが目標の甲斐は、免許とりたての親友竜樹が無理なスピードで運転するバイクに乗せられ事故にあってしまう。
病院で目を覚ますとなぜか見知らぬ女の子の姿になっていた。
急性アルコール中毒で運ばれてきたという自分。
バイクの事故じゃないのか?!
慌てて”自宅”に戻るとすでに”甲斐”の葬儀が始まっていた!
「もし気も心も許せる親友が突然女の体になったら」…どうでしょう?
「甲斐の性格は好きだから女なら問題ない。(事故ったせいで”甲斐”の体を失って女になってしまった)責任を取る」
と言い切って既成事実を作ろうとする竜樹。
「心は男だ!」と言い張って竜樹から逃げ回る甲斐。
しかしどんどん味覚や感情が”女”の体に引きずられていく…
戸惑う中、”女”の体の本当の持ち主が目覚めてしまう。
心の性別はいったいどうやって決まるのか?
それはやっぱり”器”の形に”慣れ”ることなんだろうな。
だって、生まれたばっかの赤ちゃんが自分が男か女か意識してると思えないし。
なんか、そんなこと考えながら読んでしまいます。
ちょっと哲学。
竜樹の、人を犠牲にしても甲斐に生きて欲しい…という気持ち、凄くエゴだけど、分かる。
熱い友情の果て、最後に二人が選んだ結末は…どうぞ読んでみてください。
僕が持ってるのはコミック版で全7巻。
文庫版も出てます。
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カテゴリ:
少女漫画
- 感想投稿日 : 2010年8月6日
- 本棚登録日 : 2010年8月6日
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