戯曲を執筆したり、演劇のオーディションをしたり、稽古をしたり、メディアのインタビューに応じたり、居酒屋で泥酔したりする本谷さんのエッセイ。
役者と一緒に芝居を披露したり稽古するのは、外側へ開かれた状態。
家に籠ったりホテルに缶詰状態で執筆に励むのは、内側と向き合う状態。
このエッセイのなかで思考を巡らせていたのは内側を向いた本谷さんだったと思う(もちろんテレビで見かける本谷さんは開かれた状態だ)。
細かいことを気にしたり、逆に強気になったりする様子が面白かった。
榎本さんの挿絵は性的なものが多すぎてちょっときつかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本谷有希子
- 感想投稿日 : 2021年11月12日
- 読了日 : 2021年11月11日
- 本棚登録日 : 2021年11月12日
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