自分のダメさをさらけだし、それでも自暴自棄というほどのネガティブさはない。
やりたいように過ごし、年を重ねた少年。
灘高の落ちこぼれなどの数々のエピソードからはモラトリアムのにおいがぷんぷんする。
こういうふうに生きることに憧れるけど、自分にはできないことも読んでいてはっきりわかった。
豊島ミホ氏が家出をしたときにこの本を買って読んだとエッセイに書いていたけど、中島氏のモラトリアムっぷりに憧れていたんだと思う。
自分なりの人生観を持っているのは、それが社会倫理的にいいことであれ悪いことであれ、かっこいい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中島らも
- 感想投稿日 : 2013年4月18日
- 読了日 : 2013年4月11日
- 本棚登録日 : 2013年4月11日
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