土曜の夜にやっているTBSの番組『情報7days ニュースキャスター』で言っているようなことが書いてある本だった。
読んでいてすぐに感じたのは、物事を例える上手さ。お笑いの養成所に通う人のことを、中学受験のために塾に行く子どもと同じだと言い放ち、金を払って芸をするのは芸人じゃないと言い切る。なんともすごいパワーだ。
お笑いを勝ち負けで考えてるのも意外だった。
警察に捕まったことと事故で死にかけたことで箔がついたとも言い、女子高生の制服を盗んで捕まるようなのはしょうもないやつだと付け加える。
ああ、制服を盗んで捕まったのはパーケンさんだなあと思って、なんとも言えない気分になった。パーケンさんこと、元キングオブコメディの高橋健一さんはビートたけしさんに認知されていた。勝ち負けでいえばたぶん負けなんだろうけど、やっぱりパーケンさんはすごいなあ、他の人とは違うなあ。そんなふうにしみじみしてしまった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
北野武
- 感想投稿日 : 2024年1月14日
- 読了日 : 2024年1月13日
- 本棚登録日 : 2024年1月13日
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