45分でわかる!14歳からの日本の選挙。 1票が国を動かす選挙の仕組みと政権交代。 (MAGAZINE HOUSE45MINUTES SERIES # 3)

著者 :
  • マガジンハウス (2009年5月28日発売)
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感想 : 8
5

2009年、民主党が与党になる直前に出版された本。
戦後の政治が始まってからずっと優位な立場(政権与党もしくは連立して与党側)にいた自民党や、小沢一郎氏の立ち振る舞いについて学ぶことができた。

与党の「与」はあずかるという意味で、国を治める権利をあずかっている、ということらしい。これはどこかで披露したい知識だ。

2005年の小泉改革によって、郵政が民営化された。
当時の小泉純一郎氏は発言が簡潔で、見た目もイケていてカリスマ性があって、支持率がとても高かった。北朝鮮から拉致被害者も取り返したし。
なんだかよくわからないけど小泉さんがそんなに言うんだから、という感じの国民に押された小泉さんは郵政選挙で圧勝。日本郵政は民営化されたが、かんぽの問題などを見ていると、民営化が正しかったかはわからない。
長いスパンで見るとどうなんだろう。
民営化の結果、日本郵政グループの女子陸上チームが出来て、大活躍をしている点はいいとは思うけど。

選挙の仕組みや戦後の日本の政治を学びつつ、著者の意見を知れてよかった。こういう本はなかなか著者が自分の意見を書かないけど、わりとしっかり書いてあったので、人間の体温みたいものを感じられた気がする。

(45分でわかる!と表紙に書いてあったが、読むのに2時間以上かかった)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2020年11月27日
読了日 : 2020年11月26日
本棚登録日 : 2020年11月26日

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