【ネタバレあり】
この本を閉じたとき、読者のあなたは必ず「犯人は自分だ」と思うはず?!という、裏表紙のうたい文句につられて。こんなの読まずにはいられないやろー!と手に取った一冊。
読み終わったあと、なるほどなぁと思ったけど、やられた感はなかったです。
ミステリにおいて実際そんなことが起こり得るのか?とか考えるのは邪道だと思ってるのですが、今回はそれが先に立ってしまって、自分が犯人だ…とまではいかなかったかな。被害者は「自分の作品が読まれている」と思うだけで勝手にはずか死してしまうのですから、読者が実際に読んだかどうかは関係なかったわけであって…と被告は主張したい(笑)でも、こういういつの間にか読んでいる自分が物語に参加させられている話は好き。「犯人は読者」というテーマに挑んだ意欲作ではあることは間違いないと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2016年12月11日
- 読了日 : 2016年12月11日
- 本棚登録日 : 2016年12月11日
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