ロミオとジューリエット (岩波文庫 赤 205-6)

  • 岩波書店 (1988年2月16日発売)
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本棚登録 : 462
感想 : 43
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すでに人口に膾炙した作品なので、内容自体に驚くことはありませんでした。

しかし本作が500年以上もまえに書かれたと思うと、そして500年以上が経っても読むに十分値する作品を書いたかと思うと、改めてシェイクスピアの才気に驚嘆させられます。

そして昭和に書かれた訳者あとがきには、別の意味で驚かされました。とにかく訳者の自意識が作品の解釈や意義を述べる際にも強くあらわれ、ご本人の強い信念に基づく文体と内容が読んでいてつらかったです。

ですので、作品の読後は良かったのですが、上記あとがきの読後は悪かったです。したがって、どこか気まずさを感じてしまったことによる作品評価です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月17日
読了日 : 2021年5月17日
本棚登録日 : 2021年5月17日

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