いわゆる「村上春樹現象」に関心があってもなくても楽しめそうです。
村上氏と世界の読者――両者をつないでいる各国の訳者の密かな苦労と愉悦が伝わってきます。とくに短篇「スパナ」をめぐる箇所は有益でした。
じつは氏の作品にそれほど惹かれていない人物の意見も収録されています。それはそれでよし。「世界は村上春樹をどう読むか」ですから。
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- 感想投稿日 : 2012年3月19日
- 読了日 : 2012年3月19日
- 本棚登録日 : 2012年3月19日
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