「世界観」という言葉は、対象が持つ、もしくは醸し出す雰囲気、みたいな意味合いで使われることが多いけど、本来はその対象が「世界をどう見るか」という視点・視角・考え方のことだ。
たくさんの会社を改革させてきた現代の名コンサルタント、そもそも確立された世界観をもつ二人のやりとりだけあってすごい面白い。
なりたい自分を持っている人が強いのは、「こうじゃない」と思ったものを切り捨てることができるからなのだなと思った。自分が存在する意味をつくり、意味を第三者と共有できる物語をつくり、その物語を実現する未来をつくるために今すべきことを選びとる。タイトルの「世界観をつくる」というのは、そうしたプロセスの結果にすぎない。世界に対する物語が揺るがない個人や会社は、独特の雰囲気を醸し出して、多くの人を惹きつけるのだなとつくづく考えさせられた。
Apple社の「Knowledge Navigator」の事例がいちばん衝撃だった。夢は(具体的であればあるほど)叶うというわけですね、Mr.ジョブズ。
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- 感想投稿日 : 2020年5月21日
- 読了日 : 2020年5月21日
- 本棚登録日 : 2020年5月21日
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