告解

著者 :
  • 講談社 (2020年4月22日発売)
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本棚登録 : 1002
感想 : 134
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内容(「BOOK」データベースより)
飲酒運転中、何かに乗り上げた衝撃を受けるも、恐怖のあまり走り去ってしまった大学生の籬翔太。翌日、一人の老女の命を奪ってしまったことを知る。自分の未来、家族の幸せ、恋人の笑顔―。失うものの大きさに、罪から目をそらし続ける翔太に下されたのは、懲役四年を超える実刑だった。一方、被害者の夫である法輪二三久は、“ある思い”を胸に翔太の出所を待ち続けていた。贖罪の在り方を問う、慟哭の傑作長編。




自動車事故は誰にでも起こり得ることですよね。
私は免許を取ったけど 運転をしない選択をした人間です。自分の運転技術に全く自信が持てませんでした。そんな自分が誰かの命を奪ってしまうんじゃないかと怖くなって 運転をしない選択をしました。運転出来たらもっと違った人生もあったのかなぁと思うこともありましたが めちゃくちゃ困ったことはありませんでした。

薬丸岳さんの作品は 初めて読んだ『天使のナイフ』で全く考えもしなかった犯人だったのが衝撃的で 好きでよく読んでる作家さんです。
一気に読んでしまったのですが 被害者の旦那さんの気持ちがイマイチ私には納得出来なかったかなぁ...戦争で人の命を奪ってしまったと感じている人には トラウマとして残ってしまっているのかなぁと想像しか出来ません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 薬丸岳
感想投稿日 : 2020年8月7日
読了日 : 2020年7月31日
本棚登録日 : 2020年7月29日

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