桜の木を愛し続けた庭師の話と伝統の建築を愛し続けた宮大工の話の二編。
どちらも昔気質の職人が自分の人生を捧げるものにこだわり続け、自分の主義を貫いて行く。
それは現代批判にも繋がっているのだが、ただ現代がダメで昔は良いというのではなく、ちゃんと相手のことを考えた仕事は良い、と言っている。
説明くさかったり、物語の盛り上がりというものがなかったりなので正直言うと退屈だが、読み終えると一本芯の通った生き方になんとなく憧れるところもある。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月3日
- 読了日 : 2017年2月3日
- 本棚登録日 : 2017年2月3日
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