タイトルに40歳からの、と読者を限定するような言葉を付けないで欲しい。
厳しめの評価が多いので、あえて星5つあげておく。
中公新書の菜根譚は、オリジナルの言葉が少なく解説が多すぎてダルい。
講談社学術文庫の菜根譚は長すぎてギブアップ。
本書は新書版のサイズ。160条ほどを、日本語訳、読み下し、原文、と数行の訳者の解説で1頁1条。
個人的には丁度よいと感じる。全体像がわかりやすく自分で味わう余地がある。ただ時々訳者の解説が原文を超えてしまっている所が鼻につく(読まなきゃいい)。
原書が前後という分冊しかないのを、内容で章分けされているのは(こだわる人もいるだろうが)ありがたい。
売らないで置く数少ない新書。
ところで、PHPの「【新訳】新書」シリーズは、紀伊国屋では新書コーナーに置かれておらず発見しにくい。企画自体は悪くないと思うのだがもったいない。言志四録もたのみます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年1月12日
- 読了日 : 2013年1月12日
- 本棚登録日 : 2013年1月12日
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