聖書を語る (文春文庫 さ 52-4)

  • 文藝春秋 (2014年1月4日発売)
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感想 : 34
4

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読了:2017/2/12

どちらも頭の回転の早い人だから読んでて小気味良い。

村上春樹の小説は「こんな女いねーよ」の8文字で終わると思ってるので中村うさぎの批判には同感。佐藤さんはポルノとしての消費、ディテールが評価されてる点、プロットを作ってないだろうという点に触れている。こちらも納得。

p. 51 中村 つじつまが合わなくなると知らんぷり、か。
佐藤 都合が悪いことについては黙る、というのが優れた神学者に求められる資質です。
中村 政治家みたいだね。
処女マリアは誤訳、問題について。ヘブライ語では単に「年頃の女」だったのに、ギリシア語では「処女」に訳してしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書・読み物
感想投稿日 : 2017年2月12日
読了日 : 2017年2月12日
本棚登録日 : 2017年2月12日

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