カルト資本主義 (文春文庫 さ 31-1)

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  • 文藝春秋 (2000年6月1日発売)
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「くよくよしない」「我執を忘れよ」「流れに身を委せる」…日常的には誰も否定できない信条が、世界の「真理」に登り詰めるとカルトになる。物心二元論の否定とともに科学を霊性なるものが乗っ取っていく。それはオウムのような「特異」な集団の現象ではない。ソニーも京セラも科学技術庁でも堂々とまかり通る。その本質は結局、人々を思考停止に導くことにある。「観念論」の一言で片付けられない、人間をひきつける魅力がカルトには存在するのだ。

読書状況:積読 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2008年11月12日
本棚登録日 : 2008年11月12日

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