エヴェレスト山頂目前の姿を最後に行方を絶った登山家マロリーのものと思われるカメラが、カトマンドゥで発見される。カメラマンの深町はカメラの謎を追ううちに、伝説の単独登山家、羽生丈二に出会う。
羽生は偏屈で独りよがりな性格のため、高度な技術を持ちながら仲間から嫌われ、エヴェレスト登頂からも見放され、日本の山岳会から消えた男だった。
日本で羽生の過去を調べた深町は再びネパールに行き、羽生の姿を追い求める。
カメラの謎を吹き飛ばすような、孤高の登山家、羽生の強烈なキャラクター、世界一の山に対する想い、誰もなしえていない登攀への執念に圧倒されたところで上巻終了。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・評論
- 感想投稿日 : 2016年5月29日
- 読了日 : 2016年5月21日
- 本棚登録日 : 2016年5月29日
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