アダルト本出版社に勤務する、アナーキーな四人の男たちの話。
相変わらず、タブーを度外視したような暴力とセックスの場面が続くが、『民宿雪国』を読んだ時のような衝撃はもはや無い。人間が虚無になり破滅に走る姿に美を感じる人もいるだろうが、会社から給料をもらっているサラリーマンが同じことをしたら、馘首になるだけだろう。それともサラリーマンが非社会的なことをすることが斬新だと言いたいのだろうか。
この路線を続けるのは限界がある気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・評論
- 感想投稿日 : 2013年5月25日
- 読了日 : 2013年5月21日
- 本棚登録日 : 2013年5月25日
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