心理学の本なのですが、どういうわけか夏目漱石のことが、ややゆがめられたかたちで分析されているので、気になりました。
夏目漱石は人気作家であるから、大学で卒論の対象にした方も多いし、伝記的事実も細かいことまで根ほり葉ほり研究されています。それをこんなふうに恣意的に書いては、ファンのかたがたから反発をくらうだけではなく、肝心の「愛着障害」の心理学的根拠も疑われかねないのではないかと危惧します。
夏目漱石の場合は、周期的に精神のバランスを崩しているようなので、おそらくなんらかの精神病ではないかと私は思っています、がそういう素人診断もあまり意味がないとも考えています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
心理学
- 感想投稿日 : 2021年10月29日
- 読了日 : 2021年10月29日
- 本棚登録日 : 2021年8月20日
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