宮崎アニメの傑作。伝説の国を求める冒険譚でありながら、同時に1人の少年の成長物語にもなっている。まさに王道中の王道ストーリー。その王道を、自身のアニメ表現を使っていかんなく描く様は見事としか言いようがない。
子供の頃、誰もがこういう物語に憧れ、少年から青年へと成長していく。80年代の宮崎アニメはみんなこうだった…。見ている人の期待を裏切ることなく、見終わった後に最高の感動に包ませてくれる。それに引き換え、2000年以降の彼の作品は駄作ばかり。「千と千尋」で絶頂を極めた後、まるで常人には理解できない高みへと登ってしまったかのよう…。我々凡人は、この80年代の宮崎アニメが見たいのだ。それを彼は中々分かってくれない。それも天才ゆえのことなのか、、、
きっと彼は言うだろう、「いつまでも宮崎アニメなんかに捕らわれるな!」と。常にアニメに反逆してきた彼には、そう叱っている姿こそ相応しい。
個人的にはムスカ大佐が大好き(笑)。
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- 感想投稿日 : 2011年12月9日
- 読了日 : 2011年12月9日
- 本棚登録日 : 2011年12月9日
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コメント 2件
ratukoさんのコメント
2011/12/10
sofineraさんのコメント
2011/12/10