天空の城ラピュタ [DVD]

監督 : 宮崎駿 
  • ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2012年5月26日発売)
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感想 : 592
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宮崎アニメの傑作。伝説の国を求める冒険譚でありながら、同時に1人の少年の成長物語にもなっている。まさに王道中の王道ストーリー。その王道を、自身のアニメ表現を使っていかんなく描く様は見事としか言いようがない。

子供の頃、誰もがこういう物語に憧れ、少年から青年へと成長していく。80年代の宮崎アニメはみんなこうだった…。見ている人の期待を裏切ることなく、見終わった後に最高の感動に包ませてくれる。それに引き換え、2000年以降の彼の作品は駄作ばかり。「千と千尋」で絶頂を極めた後、まるで常人には理解できない高みへと登ってしまったかのよう…。我々凡人は、この80年代の宮崎アニメが見たいのだ。それを彼は中々分かってくれない。それも天才ゆえのことなのか、、、

きっと彼は言うだろう、「いつまでも宮崎アニメなんかに捕らわれるな!」と。常にアニメに反逆してきた彼には、そう叱っている姿こそ相応しい。

個人的にはムスカ大佐が大好き(笑)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年12月9日
読了日 : 2011年12月9日
本棚登録日 : 2011年12月9日

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コメント 2件

ratukoさんのコメント
2011/12/10

初めまして。私も、ジブリ作品は大好きです。(特に、ナウシカ、ラピュタの80年代の作品)sofineraさんのレビューにもあるように、最近の宮崎アニメは、なんか80年代の作品にあるような感動がいまいち欠けてる気がします。レビューを読ませていただきましたが、とても良いレビューだったので、コメントさせていただきました。

sofineraさんのコメント
2011/12/10

ratukoさん、コメントどうもありがとうございます。80年代のジブリ作品は本当に素晴らしいですよね。私も大好きです♪巨匠と言われる監督はみな老年期になると、凡人には理解の及ばない高みへ登って行くのかもしれません…。あの80年代の興奮を知ってる者には、今の宮崎アニメがちょっと寂しいです(涙)。

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