『思考のレッスン』を彷彿とさせるような面白さ。小説、伝記、批評、エッセイ、戯曲、詩など文学のジャンル全般を丸谷才一がその該博な知識を駆使して語り尽くす。
相変わらずの軽快な語り口で、難しい議題であっても、するする読めてしまう。
個人的にはブローデルやブルクハルト、石母田正などの歴史家の重鎮の名前ですらもさらっとさりげなく挙げてしまう辺りに、著者の懐の深さを垣間見たような気がした。感心した。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年11月29日
- 読了日 : 2013年11月29日
- 本棚登録日 : 2013年11月19日
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