「きれいに別れてやるから。どんぐりの丈くらべのような、甲斐性なしの男を亭主にするんじゃねぇぞ」
そう言って去って行った浅次がおゆきの前に現れた。
浅次の目には、おゆきの亭主が自分と同じ甲斐性なしに見えたようで、浅次は出刃包丁を振り回してきた。
(「どんぐり」より)
2014年10月9日読了。
慶次郎縁側日記の第13弾。
ちょっと苦い味のする話やほろりとさせられる話。
相変わらずの人情の描き方がたまりません。
やっぱりこのシリーズ、好きだなぁと改めて思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2014年10月9日
- 読了日 : 2014年10月9日
- 本棚登録日 : 2014年10月9日
みんなの感想をみる