ジャケ買いなんです。電子だけど…
かつてストーカー被害に遭っていて、そのアフターケアも含めて可愛がっていた少女が深夜公園で殺害された。
捜査一課の小野皇子は捜査から外され「犯罪被害者ケア係」へ異動するが、上司は自称神様の傲慢男・神野。
犯罪被害者遺族の問題を考えさせられる小説は多々読んだけれど、ファンタジーな世界ならこうなるのか、という感じ。
大切な人を亡くした悲しみと犯人に対する怒りと提示された希望。
茶化されてると怒り、でも信じたい気持ちも僅かにあり、かき回される苛立ち。
登場人物がそれぞれ怪しく思えて、最後まで転がったり肉付けされたりする話の筋立ては良いと思うが、文体とキャラを受け入れるかどうかが評価が分かれるところだと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2021年12月31日
- 読了日 : 2021年12月31日
- 本棚登録日 : 2021年12月31日
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