「2」だからといって何かが新しくなった訳ではなく
ガウガウわー太11巻からのお話を引き継いでいます。
太助君に動物界と人間界の線引きを教える役回りで3巻から登場する
お稲荷様のお母さんのキャラが強烈過ぎてたまりません。
狐耳でテンション高くてたまにクール。
様々な動物達と心を通わせたり、時に対立したり
人々との出会い・恋愛を体験しながら動物保護の現状を経験し、
自分がやりたい何かではなく、自分しか出来ない何かを捜し求め
最終的に太助君が今後生きて行く上での大きな決断をして本作品は幕を降ろします。
話もまとまってキリよく終わるのですが、残念な部分があるとすれば、
太助君はその時その時で周りの雰囲気に流されやすく
一度決断した事もその場の雰囲気次第ではあっさり変更してしまう事でしょう。
それにより傷つく人も出てきてしまう訳で、読んでいてとても気になりました。
物語が佳境に入っているのにも関わらず何かある度にころころと意思が変わるので
駄目な意味で冷や冷やする事間違いなしです。
全体を通してとても良い作品故にその1点だけが特に引っかかりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年10月1日
- 読了日 : 2017年10月1日
- 本棚登録日 : 2017年10月1日
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