真田太平記(十)大坂入城 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (1988年1月28日発売)
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感想 : 65
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真田丸にて、幸村隊の知略、一瞬の閃きを見せる!!

池波正太郎の描く真田家の知略の根源は、主に相手の心理を読んでこれを操る点にあるようだ。
そして、複数の選択肢を常に考えておく。

今作では徳川家康と大野修理の格の違いについても言及される。
戦将としての経験が違いすぎるのだから、格の違いは当然の話。
であれば、せめて後藤なり幸村なりに指揮をアウトソーシングしてしまえばよかったのかも知れないが。
言っても仕方のないことか。
大阪の陣自体、始まってしまった時点で、戦略的には豊臣家は負けていた、ということか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年1月16日
読了日 : 2024年1月16日
本棚登録日 : 2024年1月16日

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