アリになった数学者 (たくさんのふしぎ傑作集)

著者 :
  • 福音館書店 (2018年10月3日発売)
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本棚登録 : 329
感想 : 22
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人間からみた数字の意味とアリからみた数字の意味。
シンプルにおもしろいなと思った。私たちからしてみると数というのは生活のほとんどを占めているといっても過言ではない。今日は何日?今何時?お給料はいくら?薬をどのくらい飲めがいいか?どれをとってもいい意味でも悪い意味でも数字に支配されている。
それをこういった子供向けの本で解いたというのがどうにも面白いところ。小学校中学年にはこの本の真のテーマを解くのは難しいかもしれない。でもこういった形で著者が世に向けたメッセージをみて明るくなった。
数字一つとっても、受け取る側で理解が180度変わる。
例えば、テストで悪い点をとったらどうだ?自分はばかだから一生分からないとふさぎ込むのではなく、分からないところを指摘してくれたこのテストの機会を通して、理解が深まった、もう二度とミスはしないと視点を変えてみることはとても大事だなと思わせてくれた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2019年4月30日
読了日 : 2019年4月30日
本棚登録日 : 2019年4月30日

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