魔法使いじゃなくて、魔使い? 魔使いって何だ?から始まる魔使いシリーズ。魔使いの原題はSpook(幽霊とかスパイの意味らしい)。
7番目の息子の7番目の息子には、普通の人には見えないものが見える。
そんなトムが魔使いの弟子になるのがシリーズ第1作のコレである。
ガーストや魔女などの人ならざるものを封じるのだが、さすが魔使いだけあり、魔法は使わない。知識とだけでなんとかするしかないのである。圧倒的に不利だ。
主人公のトムが知らない状態から、魔使いの世界に足を踏み入れるのだが……この世界の影の濃さというか、中世の不自由さや閉塞感が、実に豊かに描かれている。
魔女の娘アリスのキャッチーさも実に見事である。
小悪魔め!って言いたくなる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2015年8月13日
- 読了日 : 2015年8月13日
- 本棚登録日 : 2015年8月13日
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