神の住まう山々と森に囲まれた村に住む人たちの話。
神様の存在を感じつつ、暮らす人は幸せだと思う。
本当の幸せというのは、本当に素朴でささやかなものなのではないかと
思わされる。
この前人と話した時に、「スマホがあれば友達なんかいらない」とを聞いて、
いろいろと感じさせられたばかりであるが、小さな機械があるせいで、
人は何もしない時間を失ったと思う。それと共に、何もしないことでいろんなことを
得られる経験をも失ったのだと思う。
もちろん、全ての人がそうであるとは限らないが。
何もないから、いろんなことを感じることができる。
そんな得難いものを今一度思い出させてくれる本。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2013年2月25日
- 読了日 : 2013年2月25日
- 本棚登録日 : 2013年2月25日
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