都営団地に住む中学校から学校に行かず、団地から出ることもなく過ごす男の子の物語。
なぜ団地から出ないのか?と思いながら読んでいたが、途中理由が明らかになり、読んでいて苦しくなってくる。
周りの人の想いと気持ち。
当たり前のように続く日々の暮らし、周りにいてくれる人は、当たり前のものではなく、そうやって繋がって生活しているということは奇跡のようにありがたくて、かけがえのないものだということ。
題名の「みなさん、さようなら」という言葉も、読み始める前と、読み終わってからと受け取り方が変わり、読み終わったあと、清々しい気持ちが残っている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
生きる
- 感想投稿日 : 2012年11月17日
- 読了日 : 2012年11月17日
- 本棚登録日 : 2012年11月17日
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コメント 1件
kuroayameさんのコメント
2012/11/17