死に体の商店街が鮮やかに甦る。普通に考えれば夢物語なのだろう。でも甦るという意味は少し違うように思う。商店街の人々の生き甲斐。彼らの活力を取り戻すこともまた甦ると言えると思う。とても元気が出る面白い一冊でした。
あらすじ(背表紙より)
借金に追われ、見知らぬ町に逃げ込んだ笠井武。無人の寺に泊まり迎えた翌朝、やって来た老人たちはなぜか彼を新しい住職と勘違い。寂れた商店街で夢も希望もなく生きる町の住民は、誰しもがポックリ逝かせてくれと請い願う。戸惑う笠井だったが、彼らと生活を共にするなかで、何気なく口にした思いつきが波紋を呼び…。一気読み必至の痛快エンタテインメント!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
人情
- 感想投稿日 : 2017年1月5日
- 読了日 : 2017年1月5日
- 本棚登録日 : 2017年1月5日
みんなの感想をみる