彼女。 百合小説アンソロジー (実業之日本社文庫)

  • 実業之日本社 (2024年2月5日発売)
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感想 : 7
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好きだったやつだけ感想

『恋澤姉妹/青崎有吾』
唯一現代百合じゃない。何となくスチームパンクっぽいというかデカダンぽい印象。武器が靴べらって???

『九百十七円は高すぎる/乾くるみ』
ひたすら算数。先輩に対する思慕と友人に対する恋情が女子高百合っぽい。「先輩に飼われたい」って言ってる女子高生、なんか笑ってしまう。

『上手くなるまで待って/円居挽』
主人公の記憶に穴がある所、まあ人間だからそういう事もあるか、と思いつつそんな忘れてる事ある?と思って最後まで違和感。

『百合である値打ちもない/斜線堂有紀』
一番現代ぽい百合。女の子の方が美醜を気にすると思うし、配信に対するコメントがリアルで醜い。「私の為にわかりやすく可愛くなってくれてありがとう」っていう台詞が良かった。そんな事言える?好き。

『微笑の対価/相沢沙呼』
一番好きだった。結局こういう女王様みたいな美少女が一番良いんだよな。最後のモノローグだけ蛇足感。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 所持
感想投稿日 : 2024年4月29日
読了日 : 2024年4月12日
本棚登録日 : 2024年4月29日

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