今日はいぬの日

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年6月27日発売)
3.37
  • (7)
  • (11)
  • (11)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 92
感想 : 16
4

犬繋がりで読んでみた。
可愛いらしいイラストとは程遠いストーリーに驚いた。
散歩にも連れて行かず、ブラッシングもシャンプーも皆無。挙げ句は、餌すら忘れてるヒメの家族。
ある日、不思議な石を舐めたことで人間の言葉を話す力をつけたヒメは、家族、そして人間への復讐へと動きだす。
子供の頃、私のワガママから飼い始めた犬がいた。
中学になり部活が忙しくと、散歩は父に任せきりになってしまった記憶が甦り、後悔の念が。
コロナ禍の今、ペットを飼う人が増えていると聞く。
猿の惑星並みに、人間への復讐心に燃えるヒメ。
愛情をたっぷりかけられていたら、こんな事にはならなかっただろうな。
色々考えさせられた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月21日
読了日 : 2021年6月21日
本棚登録日 : 2021年6月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする