なにかにとりつかれると、もうほかのことは目に入らなくなるほど夢中になってしまうトリツカレ男ジュゼッペと、訳ありげな風船売りの少女ペチカの物語。
大人向けの童話とでもいうのか。
いしいしんじさんは現実離れしたみょうちきりんな話を書くけど、どの話もどこかあたたかくて、じんわり胸に響いて、ほのぼのしたり、きゅうっと切なくなったり、ほわんと幸せになったりします。
この本も、最初は変わり者の男の話だったけど、彼の行動はすべて良いことへとつながっていく。
ほんわかしてくるおもしろい物語でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年3月17日
- 読了日 : 2013年3月17日
- 本棚登録日 : 2013年3月17日
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