『2016年 4月 1日 初版 発行』版、読了。
シリーズ2作目にあたる本作。文体は作者ならではの、いつもの安定感があり楽しめました。
3話構成の本作はいずれも物語をすすめる上では必要不可欠な内容となっており、読み進めていくほどにそれまでに発生した出来事が『次』にいかされていると感じた内容でした。
ただ、あきらかに登場人物の男女比は極端だし、見せ場のクライマックスもそれほど際立ったものでもないというところが、盛り上がりにかけるところでもあります。
前作のシリーズでも感じたことですが、個人的には「ラノベにありがちな設定を組み合わせて独自性を描いていく」表現法を用いた作品よりは、そういうところから抜け出して、作者独自の個性が全面に出た、とんがった作品を読んでみたいのが本音です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ラノベ
- 感想投稿日 : 2017年1月18日
- 読了日 : 2017年1月18日
- 本棚登録日 : 2017年1月18日
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