『2014年 12月 10日 初版 発行』版、読了。
四層でのお話でした。どうやら、いまのところは一冊一層のペースで刊行予定なペースです。
表紙裏のあらすじで「意外な人物が…」なんて、あおっておりましたが、このプログレ版三冊目までの登場人物だけにしぼって考えたら、意外も何もないだろう…と、思っていたら案の定キズメルさんのことでした。カラー絵で読む前から出オチだったので、そんなに驚きはなかったです。
作者があとがきでも紹介していましたが、今回は風景描写に力をいれたそうです。ただ、残念なのはその戦闘の規模が小さく、船同士20艘弱の水上戦。しかも突進して相手の船を沈没させていくというのを繰り返す「戦術としてそれはどうよ?」な内容でした。
まあ舞台がMMORPGであるから仕方ないとくくってしまえば、それまでですが、そんなに緊迫感も迫力もなかったです。それが残念でした。
とはいえ、(キリトさん一人称の)文体は読みやすく、アスナさんとのペア冒険が続く展開(今回はゴンドラを作るイベント→それに乗っての冒険が中心)は「ご苦労」が絶えない様子。
そういえばキリトさんの愛用の剣が折れたところが唯一の見せ場(?)だった気がします。
あとは妖精戦争のキャンペーンイベントを中心に描いたせいか、四層のボス戦は1ページで省略www 読書中は「残り100ページ切ったのにどうすんだこれ?ww」と、思ったものですが…まあ、読めばわかりますが、ボス戦でまさかの(キズメルさんはもとより)NPCさんたちの助っ人だらけで、あっさり終了www
個人的にはアルゴさんの出番がチラホラとあったり、先に刊行されている本家の「アインクラッド編」で登場してくるキャラたちが(名前はまだ伏せられていましたが)ニアミス的に描かれていたりで、次巻も楽しみにしております☆
- 感想投稿日 : 2015年1月15日
- 読了日 : 2015年1月15日
- 本棚登録日 : 2015年1月15日
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