「学者の法的解釈が人によっていろいろ違う原因も、多くの場合、各学者それぞれが違った正義感を持っていることにあると言うことができる。」
法律の勉強に関する本。法律をいかに学ぶのかについて書かれている。
法律の勉強で鍛えられるのは、話の論理的構築であると私は考える。どのように理論を展開していくかについて深く学ぶ。
私の専攻は刑法であった。罪刑法定主義を採りながらも、条文の解釈について人によって違いがある事実に違和感を覚えていた。この本を読んで、その違いが各人の正義感によると分かり、大変に驚きを覚えた。そして、納得した。
法律を勉強しようと思っている人、または現に勉強している人、そして、勉強したことがある人には、大変ためになる本であると私は思う。
読書状況:読み終わった
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文化
- 感想投稿日 : 2015年1月3日
- 読了日 : 2015年1月3日
- 本棚登録日 : 2015年1月3日
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