頭のいい大学四年間の生き方 (中経の文庫 わ 1-2)

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版) (2007年3月1日発売)
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感想 : 65

東大の教授はものすごく頭がいい、これは事実です。しかし、教育者としてはどうでしょう?
東大の教授は教育者として優れているとは一概には言えないと大半の人は思っているはずです。


それはなぜ?という問いに答えてくれているのが、和田秀樹さんが書いた「頭のいい大学四年間の生き方」という本です。

簡単に言うと、日本の大学教授は教育者というより、研究者という意識が強い。また一昔前まで、大学というのは一部のエリートしか進学できず、学生は皆向学心を持っていて、自分で勉強したきた。
この2つの理由から大学の教えるという要素があまり重要視されなかったのです。

いま「日本の大学教授は教育者というより、研究者という意識が強い。」と言いましたが、日本の大学教授はどちらも中途半端だと言っている人がいます。
その人の本を読んだのですが、日本の大学はこのままではだめだという意見で和田さんと一致しています。その本は次回紹介したいと思います。


また、アメリカの大学生は遊び暇もないくらい勉強しているのに、日本の大学生はサークルやアルバイトに精を出している。

それはなぜでしょうか?

アメリカの大学生は宿題の量がものすごいのです。一週間で1000ページの本を読むこともあるそうです。徹底的に大学で鍛えられるからこそ、その大学の卒業証書が意味をもつのです。


さあ、今の僕たちにできるのはなんでしょう?

僕としてはとにかく本を読む。そしてそれについての意見をもつ。
新聞を読んで社会がどんな動きをしているのかチェックする。
ことを心がけています。

その意見、考えを整理するのにブログが役立っているかなと思っています。


本の中で和田さんは、資格をとって自分の価値を上げなさいとも言っています。またアルバイトをするにも、その業界のことを学んでやるぜくらいの気持ちを持ってやりなさいと言っています。

サークルにしても目的意識を持っているとまた違った風景が広がっているかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2011年8月25日
読了日 : 2011年8月12日
本棚登録日 : 2011年8月12日

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