情報の「本質」は生命による「意味」作用であり、意味を表す記号同士の論理的関係性やメディアによる伝達作用は派生物に過ぎない。情報の「意味」とは、生命システムにおいて発生し、伝達されるものである。そして本書で取り上げている「基礎情報学」は、世界を「情報」から眺め、かつ従来の情報工学や情報科学では扱いが難しかった、意味の世界を探る学問である。その背景には、近年のテレビやマルチメディアによる各種表現の広がりによる、これまでのテクストのみによる情報伝達及び意味処理形態の限界などがある。
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カテゴリ:
Philosophy
- 感想投稿日 : 2014年4月6日
- 読了日 : 2014年4月6日
- 本棚登録日 : 2014年2月2日
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