生きてゆく為に、人が(全ての生き物が)強いられる苦労と言ったら…
その愚痴をねちねちと書き記し、
積み上げでもしたら、おそらく天まで届くほどの高さになるだろう。
だけど。
まさか、苦しむために生まれてきたわけじゃない。
人は、その感覚のなかに
(嬉しいな)
(楽しいな)
(幸せだな)
を、キャッチできるアンテナをいくつもいくつも張り巡らせている。
そして、それはある意味最も大事な生命維持アンテナ…
で、ある様な気がした。
トニーとさおりご夫婦が巡った
京都を愛でる旅、で、人々が昔から楽しんでいた、
香道(香りを楽しむ)
茶道(お茶を楽しむ)
華道(花を楽しむ)
弓道(弓を楽しむ)
を、見ていると、
一時の快楽とは全く異なる、
もっと精神の深部まで浸透するかのような安らぎの様な楽しみを、
私もわかるような年になったのかなぁ~と、しみじみと共感しつつ読んだ。
年をとったら、
主人と京都を巡ってみたいな。
和菓子作りや、
扇子作り、
骨董品の目きき対決などなど、すごく楽しそうだった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年6月19日
- 読了日 : 2013年6月19日
- 本棚登録日 : 2013年6月19日
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