空白の叫び 上 (文春文庫 ぬ 1-4)

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  • 文藝春秋 (2010年6月10日発売)
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感想 : 94
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下巻まで読了。
うーーーん…なんとも報われないというかやりきれない話でした。
3人の少年が人を殺すまではこの3人が一体どう絡んでくるのかと思いながら読みましたが、少年院で繋がるわけか。そして出てからも…なんでそうなっちゃうのかなあと思わざるを得ない。どんどん転がり落ちていく。
葛城は中学生らしからぬ大人びた考え方の持ち主、久藤の暴力は怯えの裏返し、神原は犯罪にむしろ喜びを覚えているような…とそれぞれが個性的。結局一番危うかったのは神原だったんだろうね。だからこそのあの結末か。
少年院を出るまでが面白かったかな。出てからはなんとなく好きではなかった。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年11月30日
本棚登録日 : 2010年11月30日

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