『これを書き始めた最初の夜から、こういう結末になることはある程度決まっていたような気がする。だから私はおまえのために全てを書き残しておかなければならないと考えた。
ここにあるのは私という矛盾に満ちた人間の総体だ。私の哀しみ、私の怒り、私の苦しみ、私の決意、私の欺瞞、私の愛、私の罪悪感、そうした私の心のあらゆる葛藤をおまえに知ってほしかった。私がおまえにしてやれるのはせいぜいこれぐらいのことしかなかったのだ。』
“犯人の手記もの”というジャンルがあれば、これは最高傑作。面白かったなぁ〜。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2016年11月27日
- 読了日 : 2016年11月27日
- 本棚登録日 : 2014年9月20日
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