伊吹さんの初読みになります!
文庫版新作の棚にあり購入。
(初読みキャンペーン継続中)
これは、これは、素敵でした★
不登校となった主人公が祖父の家で過ごしていく物語。森沢さんのエミリちゃん思い出しました。
序盤から中盤が1番面白かった。
P139.140の祖父の言葉印象残る。
「学校に行こうとすると腹を壊す。繊細さがある。良いも悪いもない。駄目でもない。そういう性分が自分の中にある。ただ、それだけだ。それが許せないと責めるより、一度、丁寧に自分の全体を洗ってみて、その性分を活かす方法を考えたらどうだ?」
「へこみとは、逆から見れば突出した場所だ。悪い所ばかり見ていないで、自分の良い点も探してみたらどうだ?」
→逆かるみれば突出した場所、これ確かにー!
「何をするとお前の心は喜ぶ?心の底からわくわくするものはなんだ?」
→私もこれは自分に問いてみたが主人公同様にすぐにわからず、考えさせられた
このページは、この本は、何かの機会に繰り返し再読したい!と思わされた!!
一方で、母と母方の祖母の女のグチグチ感が、本当イライラしました、あんたのストレスの捌け口じゃないのよって、主人公の代わりに言い返したくなる中盤。
語り手の主語が父からの部分も多々あり、
色んな視点から色んなことを考える構成も面白い。
そこからの終盤は色々起きるけど淡々と進む。
岩手県盛岡市行ってみたくなります。
新幹線やまびこで。
※高校生直木賞受賞作
えー、高校生がこんな有名な物語書いたの??と、読み始める前に伊吹さんを調べたら1969年生まれとあり、え??じゃあ昔に書いた物語??
いやいや、、、高校生直木賞を調べたら、そうゆうことか!!!高校生直木賞について学びました。
伊吹さん大変失礼致しました。。
これまた私はまだまだ初心者、、もっと読書を知りたい、知ろう〜。。
- 感想投稿日 : 2022年10月30日
- 読了日 : 2022年10月30日
- 本棚登録日 : 2022年10月30日
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